血圧とは?
血圧とは、心臓が血液を動脈に送り出すときの圧力のことです。血圧は常に変動しています。また、人によって高血圧だったり、低血圧だったりしますが、今問題となっているのは、高血圧だと思います。ここでは血圧の計り方、見方、高血圧のリスクや対策などをご紹介いたします。
血圧は変動する
1日の変動……
日常的な行動による血圧変動
環境による血圧変動
血圧の変動幅
血圧の分類
血圧には数値の大きいほうの、収縮期血圧(上という方が多いですね。)と低いほうの拡張期血圧(下という人が多いですね)があり、また、測定する場所、環境ごとに、診察室血圧と、家庭血圧の分づ位があります。
収縮期血圧と拡張期血圧
血圧を血圧計で測ると、2種類の数字が表示されると思いますが、
数字の大きい方(上の血圧・最高血圧)は心臓が収縮した時の血圧(収縮期血圧)で、数字の小さい方(下の血圧・最低血圧)は心臓が膨らんだ時の血圧(拡張期血圧)です。
心臓が収縮した時に動脈に圧力がかかるため血圧の数字が大きくなり、心臓が拡張した時には動脈は元に戻るので血圧の数字は小さくなります。
診察室血圧と家庭血圧
血圧は、測る状況や場所などによって変わりやすいため、診察室で測る場合の基準となる「診察室血圧」と、家庭で日々測る場合の基準となる「家庭血圧」の2つの基準が設けられています。
血圧測定
高血圧とは
血圧をあげる要因
血圧を下げる要因
高血圧の症状
高血圧対策
食事による高血圧の予防・改善のための工夫
生活習慣を見直すと、それ自体で血圧への好影響(軽度の降圧)が期待できます。
高血圧の予防・改善のためには、減塩、野菜や果物、魚の積極的摂取、節酒など、生活習慣における食事に関する修正ポイントがあります。
食事のポイント(生活習慣における食事に関する修正項目)
- 減塩(6g/日未満)
- 野菜・果物の積極的摂取※
- コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える
- 魚(魚油)の積極的摂取
- 減量(適正体重維持)のための適切なカロリー摂取
減塩は、高血圧対策としては最もポピュラーな内容で、減塩による高圧効果も証明されています。特に日本人の食事には塩が多くかかわりますので、効果は大きいと思います。少し厳しい目標値ではありますが、意識しながら1日の塩分量を6.5g以下にすることを目指し、コントロールをしてみましょう。
肥満解消
肥満と血圧は大きな関係があり、肥満ん解消による降圧効果はとても大きく、目安として、5kgの減量で収縮期血圧4mmHg程度の低下が期待できます。ただし、急激な減量は体に害を及ぼすこともありますので、長期的に無理のない減量を考えてきましょう。
高血圧のリスク
高血圧は自覚症状はありませんが、様々な病気へのリスク要因となります。ここでは高血圧で起こりうる主な病気についてご紹介します。
高血圧でおこる主な病気
高血圧が要因となる主な病気は以下の通りです。
脳血管障害
高血圧になると、脳血管が壊死する脳出血をはじめ、いわゆる脳軟化である脳梗塞、脳底部の動脈瘤の病気、くも膜下出血などをひきおこしやすくなります。
心臓病
心肥大や冠状動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などの危険な病気をおこしやすくなります。
腎臓病
高血圧が長期化すると、腎臓障害を併発しやすくなります。
動脈硬化
高血圧は血管の老化をすすめ、動脈硬化をもたらします。
高血圧が要因となる病名一覧
高血圧が要因となる病名一覧を見ると、本当に怖い。という実感になると思います。
脳血管障害系
脳卒中、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血
心臓病系
心筋梗塞、狭心症、心不全、心肥大
腎臓病系
腎不全、腎硬化症
血圧についてのまとめ
いかがでしょうか?本当に怖い高血圧の内容と、血圧についてまとめてみました。日々生活習慣を見直すことで高血圧にならないように注意しましょう。