日光とお肌の関係
日差しが強い昼間の時間帯、紫外線を極力浴びないように、美白美肌を意識している方は多いと思いますが、日光を浴びることによって、ビタミンDを生成したり、骨の健康を守ったりするなど、健康効果もあります。また、交感神経の働きを良くしたり不眠の障害を抑制する効果もあるようです。
しかし、日光を浴びすぎることによるデメリットも多く、皆さんよくご存じの、日焼けやシミなどお肌に与えるトラブルですよね。怖い話としては皮膚がんなどの影響も考えられます。
それでは、どれくらい日光を浴びればよいのでしょうか?これには指標があり、
2~3日に一度、15分程度でかまわないので、日光を浴びる習慣があると良いそうです。
日焼けってなに?
日焼けとは、紫外線によって引き起こされる皮膚の炎症や色素沈着のことをいい、日焼けを放置しておくとさまざまなお肌のトラブルにつながる可能性があります。
昔は、日焼けしていることが流行っていた時期もありましたが、今はあまり焼かない白い肌が良いようです。
日焼けによるお肌のトラブル
日焼けによるお肌のトラブルはどのようなものがあるのでしょうか?
シミ
日焼けをすると、ダメージを受けた肌を守ろうとメラニンが生成されます。日焼け後に適切なケアをしないと、増えたメラニンがうまく排出されずに肌の奥に蓄積されてしまい、シミの原因になります。
肌のたるみ
一部の紫外線は、皮膚の内側にある真皮にまで到達し、肌のハリや弾力を保つ役割を持つコラーゲンやエラスチン(弾性繊維)を破壊します。その結果、肌が弾力を失い、たるみの原因になります。
乾燥に伴う小じわ
紫外線は肌の乾燥を引き起こします。日焼けした肌は極度に乾燥した状態になり、肌のターンオーバーの乱れにつながります。また、肌の水分が不足することもあり、小ジワの原因になってしまします。
日焼けのケア方法
美白成分を含むスキンケア商品の利用
紫外線を浴びた肌のメラニンの生成が活発化し始めるのは、紫外線を浴びてから2日目くらいから。といわれています。その前に美白成分の含むスキンケアを行うことでメラニンの生成を防ぐことが出来ます。
日焼け止め商品の利用
日焼けをしてしまう前に、日焼け止めをつけて事前に肌を紫外線ダメージから保護しておくことで日焼けを大幅に抑制することが出来ます。日焼け止めは汗や皮脂などで落ちていってしまうので、こまめに塗り直しましょう。
日焼け止めにはSPFやPAなどの表記がありますが、これは以下のように読んでください。
SPF
SPFをは日焼けを引き起こすUVB(紫外線B葉波)に対する効果の指数です。
1~50までの表記で、50以上の物は50+と書かれまていますが、数値が多いほどUVBによる炎症を防止してくれる効果が高いです。
PA
PAは、肌の奥に届きじわじわダメージを与える、UBA(紫外線A波)に対する効果の指標です。表記には「+」を使い、+~++++の4段階で表記され、+の数が多いほど効果が高くなります。
日焼け止めの一般的な表記と日焼け防止の目安
上記で説明したSPFとPAの表記ですが、一般的に以下の目安で商品を選ぶとよいでしょう。
SPF20前後、PA+~++
日常生活や、部屋の中であっても、窓ガラスを通して紫外線が入ってくるような環境での日焼けを想定した商品です。
SPF20~30前後、PA++~+++
ジョギングや、屋外での短時間のスポーツやレジャーなどを想定した商品です。
SPF30~50+、PA++~++++
プールや海水浴、マリンスポーツ、スキー場など、長時間紫外線にさらされる外での活動を想定した商品です。
日焼け後の対策
日焼けしてしまった後のケアはどのようにしたらよいでしょうか?日焼け後のタイミングや段階を追って対処を考えてみましょう。
日焼け直後
日焼け直後であれば、日焼け部位を良く冷やすことを考えましょう。日焼けした肌は、よく冷やして炎症を抑え、肌をクールダウンさせることが大切です。濡れタオルや保冷剤、流水などで優しく冷やしましょう。
冷やした後
日焼けした部位を冷やした後はしっかり保湿をしましょう!
日焼けした肌は乾燥して水分が不足した状態になっていますので、冷やした後は、しっかりと保湿しておきましょう。化粧水でお肌に水分を補給したあと、乳液やクリームなどの油分でうるおいをとどめるケアをしましょう。
重度の日焼け対策
あまりにひどい日焼けをしてしまった場合、重度の日焼けは、火傷と同じですので医師に相談をしましょう。
日焼け対策にサプリメント?
最近では日焼け止めにサプリメントという商品も出てきているようです。ただし、サプリメントで日焼けが防げる。という商品は内容ですので、あくまで日焼け止め対策の本筋は、日焼け止めクリームや、日傘、長袖服など、従来の日焼け対策を施す必要があるようです。
プラスアルファで、サプリメントを。という動きは少なからずあるようです。
オールインワン美容サプリ、のような商品名で販売されている商品の中には、乾燥やシミなどの悩みの中に、日差しや、UVケアのような内容があり、幅広い美容サプリの一機能としてUVや日焼けに対する成分の言及がある商品がほとんどです。
基本は、外用、補助としてサプリメント。という考え方であれば納得感ありますよね。