生活

花粉症対策

いつも憂鬱な花粉症。
例年花粉の飛散量が気になりますが、お薬や対策品も良くなっているので
最新の情報を仕入れて賢く花粉症シーズンを乗り切りましょう!

 

花粉症とは

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じる季節性アレルギー性疾患の総称です。主に、鼻の症状からなるアレルギー性鼻炎や目の症状からなるアレルギー性結膜炎が現れます。
また、“花粉皮膚炎”とよばれる皮膚症状が出ることもあります。患者数は年々増加傾向で、国民のおよそ42.5%が花粉症にかかっていると推測されているそうです。
1月下旬~5月ころまでのスギとヒノキの花粉が有名ですが、秋口のブタクサなど、アレルギーとなりうる植物は多岐にわたります。

症状

花粉症の主な症状は以下の通りです。目のかゆみや鼻水以外、咳やのどの痛み、頭が重い、顔のむくみなどいろいろな症状があります。

目のかゆみと鼻水

花粉症の主な症状は“くしゃみ”“鼻水”“鼻づまり”“目のかゆみ”ですが、年齢、花粉飛散量、などによってさまざまな症状がみられます。

 

のどの痛み

花粉症の症状で鼻づまりの症状が出た場合、口呼吸になって喉が乾燥し、粘膜が刺激されたり、鼻水が喉のほうに回ったりすることがあり、それによって喉のイガイガや違和感が生じるケースもあると考えられています。

咳が出る

鼻の中の粘膜に花粉が付着すると、ヒスタミンなどの化学伝達物質が分泌され、神経が刺激されることで、咳などの症状が現われることがあります
。また花粉症だけでなく、アレルギーが原因となる咳が出ることはいパンt系にあるようです。アレルギー性の咳ですね。

頭痛

頭痛 花粉症の時期の頭痛や頭の重い感じが、花粉症の症状として現れることがあります。くしゃみ、鼻みず、鼻づまりがあるとき、鼻の粘膜は炎症を起こしています。 この炎症が、鼻の奥の方にある副鼻腔という部分にまで広がると、額のあたりや目、頬などに痛みを感じることがあります。

そのほかの症状

上記の症状のほかにも、顔がむくんだり、全身のけだるさ、倦怠感などの症状が出るほか、薬の副作用でボーっとしてしまったり、いろんな症状が出る場合がありますので、あれ?と思ったらかかりつけ医に相談するとよいでしょう。

花粉症の治療では、“原因物質の回避”が基本です。

花粉の飛散情報に注意し、飛散が多い日は外出を控えたり、部屋に入る前に花粉を落とす。部屋の喚起に窓を全開にしない。など少しずつの努力を積み重ねることで、効力を得ます。

薬物療法としては抗ヒスタミンや抗ロイコトリエン薬などの内服や鼻噴霧びふんむ用ステロイド薬が中心です。

また、原因物質によってはアレルゲン免疫療法などもあります。アレルギーの原因となる抗原を投与することによって原因物質に対する過敏性を抑えることで、症状を和らげる治療方法です。

 

目薬

目のかゆみなどのアレルギー症状に対して効果を発揮する成分を抗アレルギー成分といいます。

抗アレルギー成分はケミカルメディエーター遊離抑制成分と抗ヒスタミン成分の2つに分類され、成分によっては両方の作用を併せ持つ場合もあります。

 

●ケミカルメディエーター遊離抑制成分

ケミカルメディエーター遊離抑制成分は、目のアレルギー反応をおさえることで、目のかゆみや充血などのアレルギー症状をおさえます。

 

●抗ヒスタミン成分

抗ヒスタミン成分は目のかゆみを直接おさえます。

点鼻薬

点鼻薬の主成分はアドレナリン作動薬(血管収縮薬)、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、ステロイド薬などがあります。特に夜中などの鼻づまりで苦しいときに即効性がある薬として、血管収縮薬が入っている点鼻薬を使うことが多くあると思います。これは、鼻粘膜の血管を収縮させることにより、充血や腫れを和らげることによって花の通りを浴しています。 即効性がありますが、続けて使うと効果が低下する特徴があります。