スズメバチの巣はアシナガバチやミツバチの巣と違って巣穴が1カ所しかなく、マーブル模様がついています。アシナガバチの巣はシャワーの噴出口のような形をしているのが最大の特徴です。ミツバチが作る巣は運んできた蜜によって、白いカーテンのように見えます。
スズメバチは、昆虫類や樹液を捕食する。スズメバチの天敵は野鳥、ニワトリやクマなどが挙げられます。またオオカマキリ、オニヤンマなど大型のトンボ、クモ、アブなどにあります。秋口になると、捕獲する昆虫が減少したり、また大量の雄蜂と新女王蜂を養育しなければならないため攻撃性が高まります。
スズメバチの巣を作る場所やサイズは、まちまちですが見た目の特徴はがあるので目に付く場所に巣があった場合、は見分けるのは簡単です。
種類 | スズメバチ | アシナガバチ | ミツバチ |
色 | 黄色〜茶色 | 灰色 | 白色 |
模様 | マーブル模様 | なし | なし |
形 | とっくり型/球体 | 半円形 | 平たい形 |
巣穴 | 1カ所 | 沢山 | 沢山 |
スズメバチの巣はアシナガバチやミツバチの巣と違って巣穴が1カ所しかなく、マーブル模様がついています。アシナガバチの巣はシャワーの噴出口のような形をしているのが最大の特徴です。ミツバチが作る巣は運んできた蜜によって、白いカーテンのように見えます。
スズメバチが巣を作る場所は、おもに閉鎖的な空間です。雨風がしのげ、敵から見つけられにくい場所を好む傾向があります。以下のような場所が代表的です。
スズメバチの巣が再利用されるのは1年間だけで、再利用されることはありません。
スズメバチの巣を安全に駆除できる時期は、巣が作られ始めた初期のころの4〜5月です。初期を過ぎた6〜7月にかけては危険度がまし、働き蜂の数が多いので駆除するには最も危険な時期です。
自分でスズメバチの巣を駆除する場合の目安は、大きくても10cm未満と考えたほうが安全です。6〜7月にかけて、もしくは巣のサイズが10cm以上の場合、駆除業者や役所に相談するとよいでしょう。
駆除業者に依頼する際、追加料金が発生し始める巣のサイズは10cm以上からです。そのぶん駆除の難易度が高いということになります。10cmを超えるような大きな巣には、絶対に手を出さないようにしましょう。
スズメバチの駆除を自分で行うのは、基本的におすすめできません。とくに巣の大きさが直径10cm以上になる6月以降は、「後から巣に戻ってきた個体」まで対処する必要があります。、駆除の専門業者に依頼がおすすめです。
業者に依頼した際の費用は、およそ10,000〜50,000円ほどが相場です。額にこれだけ差がある理由は、蜂の種類や巣の大きさ、巣の場所などの要因によって追加料金が発生するからです。
マーブル模様で、1箇所だけ穴があり、その穴からハチが出入りしていれば、スズメバチの巣とみて間違いありません。駆除のポイントは、駆除の際には必ず防護服などを着用すること、駆除の方法として殺虫剤を利用することなどがあります。
駆除ですが、以下の手順で行います。
殺虫剤などには20~25cmまでの駆除が可能と書かれていることが多いですが、危険ですし、実際にやるとものすごく怖いです。なるべくなら業者や行政に連絡するようにしましょう。
女王蜂は4~5月に単独で巣作りのできる場所を探して巣を作ります(単独営巣期)。この時期は攻撃性が低いため、駆除のねらい目です。この時期に駆除できれば、巣を予防できます。
その後、働きバチが誕生し共同で巣を作るようになると(共同営巣期)、攻撃性が高くなるため注意が必要です。
巣の場所の多くは木や屋根の高い場所ですが、土中や低い場所にも巣を作ります。また、同じ場所に巣を作ることが多いです。特にアシナガバチ類は毎年同じ場所に巣を作ります。
巣を作っていた場所は巣を壊し、あらかじめ、蜂用の差駐在をスプレーしておくと、ハチの巣作りを予防できます。
万が一、スズメバチなどに刺されてしまったら、次を参考にしてください。
すぐに症状がでなくても以前に刺された経験のあるかたは医師の診察を受けましょう。アナフィラキシーショックを起こす可能性があります。また、以前にハチに刺されて発疹や吐き気などの症状が出たことがある人は、周囲の人にそのことを話しておくと緊急時に安心です。