国内旅行を計画したときに、移動手段をどうするか?をまず考えると思います。埼玉(東京)から、大阪を考えた場合、第一候補になるのは、おそらく新幹線。と考える方は多いと思います。
新幹線で、東京⇒大阪の料金を確認すると、「のぞみ」「ひかり」「こだま」とも東京から新大阪までの片道料金は同じで、指定席が14,920円、自由席が13,870円、グリーン車が19,590円となります。
これを、高速バスにすると、いくらになるのでしょうか?高速バスは、様々な会社が運航していますので、料金にばらつきはありますが、だいたい、3,500円~8,000円程度で、とてもリーズナブルです。
高速バスは曜日によってお値段が大きく変わる場合がりますので、予定を立てる時に少しだけピークをずらすことが出来れば、大変お得です。
高速バスの座席は実はとっても広く基本的にゆったり座れます。昔は、一般的な観光バスしかなかったですが、今は高速バス専用がありますので、ゆったりと旅行することが出来ます。いくつか代表的な座席のパターンを、ご紹介いたします。
4列ですので、隣の席との距離が近くなっています。同じ4列でも、座席の前後に余裕を持たせ、座席数を少なめにした、ゆったりタイプもあります。格安で移動したいけど、少しでも快適に過ごしたい。という方にはゆったりタイプがおすすめです。座席の間隔以外にも、座席間にカーテンが設置されたバスなどもあります。
座席幅 | 42~45cm程度 |
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シートピッチ | 通常:70~90cm、ゆったり:90~120cm |
リクライニング | 通常:120度、ゆったり:130~140度 |
料金も3列(独立)シートと比べると少しお安くなっている場合が多く、料金の安さと快適さのバランスが3列(2+1)シートの優れた点です。配席は、基本的に1名で乗車する場合は、独立シートに、2名乗車する場合、隣同士での乗車になります。いずれの席でも4列シートよりも座席の幅が広い分快適に移動することが可能です。
座席幅 | 45~55cm程度 |
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シートピッチ | 98~130cm |
リクライニング | 130~145度 |
高速バス・夜行バスでは2名以上で予約した場合には原則隣同士に配席されますが、混雑状況によりどうしても難しい場合も出てきます。そんな状況でも確実にプライベートな空間を確保できるのが3列(独立)シートです。
各席がセパレートになっているので、座席の大きさは、場合によっては、4列シート相当になっている場合もありますが、なんといっても完全にセパレートになっているのは魅力です。
夜行バスで寝ている間に移動するのは高速バスでは定番ですので、一人の時間やプライバシーを確保したいという方におすすめです。
座席幅 | 45~55cm程度 |
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シートピッチ | 90~130cm |
リクライニング | 130~145度 |
高速バス・夜行バスのシートタイプの中で最高ランクのシートといえると思います。さらに、単に広々としているだけでなく、シート自体もくつろげる工夫が凝らされています。
プライバシーは当然ですが、移動の際に快適で、寝心地などにもこだわったハイクラスなシートが採用されていることが多いです。バス旅の真骨頂。新幹線のグリーン車、飛行機のファーストクラス、高速バスの2列シート。という感じのシートです。
座席幅 | 47~70cm程度 |
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シートピッチ | 107~173cm |
リクライニング | 140~155度 |
高速バスには、昼に移動する昼行バスと夜間に移動する夜行バスがあります。基本的には時間を有効に使える手段を選ぶのが良いですね。東京⇔大阪間など、8時間くらいかかる便なら、夜行バスがおすすめ。3~4時間程度で到着する中距離便であれば昼行便がお勧めです。
昼行バスは、値段がリーズナブル、便が多い、景色を楽しうことが出来る。SA、PAなどがOPENしている等移動の最中も観光として楽しむことが出来る点がメリットと言えるでしょう。
また、スマホや移動中に何等か作業しようと思っていた場合、昼のほうが良いです。夜行便ですと皆さん寝ていたりするので僅かに漏れる音や画面の明かりなどでトラブルになる可能性もあります。
夜行バスのメリットはなんといっても、時間の有効活用です。時間の有効活用というと、寝てる間に目的地に着く。と考えがちですが、さらに、、、出発日も1日めいいっぱい、用事や、仕事、準備に費やせる。
行き先での日程も丸一日予定を入れることが出来る。
なぜなら、出発時間が遅いからです。
このメリットは旅行の計画を真剣に考えた時に、とてつもないメリットであることに気が付く方が多いでしょう。
高速バスの一番の心配毎は、やはり、事故、そして渋滞による時間の不透明さではないでしょうか?
渋滞は夜間便であればリスクはほぼないと考えて良いと思います。逆に、事故のリスクは夜間便のほうが心配かもしれません。
これも、なるべく大手の会社を選ぶことで運転手さんの質が上がってくることが考えられます。大手は規則や普段の生活、勤務態度などしっかりしている場合が多いです。また、夜行バスの場合、2人体制のバスがあり、運転手さん2人で交代で運転するタイプがありますので、こういったものを選ぶと心配を低減させることが出来るでしょう。
高速バスの路線は、非常に豊富です。例えば、東京発の高速バスは、北海道と九州以外であればすべての都府県に便があります。
行きたいところが決まったら、まずは路線図を見て、計画を立てます。そしてどこまで行けるのか?幾らで行けるのか?何時間かかるのか?乗り換えがあるのか?発着時刻がどうなっているのか?
というところから、旅行の計画を立てていきます。
高速バスは、座席数、発着日、シートタイプ、グレードなど、値段差が出る要素が沢山あります。また、人気路線の場合、運営会社も複数から選ぶことが可能です。
そして、移動時間がどれくらいかかるのか?まで考慮し、計画を立てた結果、夜行バスで移動。現地を丸一日楽しみ、温泉にもつかり、夜遅くに帰りのバスに乗る。そしてぐっすり寝て翌朝自宅に到着する。
こういった計画も可能ですし、慣れている方でしたら、休日の1日が連休分くらいのボリュームで旅行を楽しむことも可能になります。
路線図は、各方面で、各社それぞれ内容が異なりますので、目的地への路線があるバス会社をまず確認し、今でしたらインターネットで路線図、時刻表を確認すると良いと思います。また、NAVITIMEなど便利なサイトもありますので、使ってみるのも良いと思います。
全国の高速バス会社をご紹介します。詳細時刻表や路線は、各地方のバス会社のホームページを直接ご確認ください。